時を紡ぐ建物

4回目の改築⁉
4回目の改築⁉
今回(-古今ー)で
4回目の改築⁉
築百年の建物ですが、建てた当時の形をそのまま残してきた訳ではありません。
どこか面影を残しながらも、その時々の”今”を映して残してきました。
家主は代々変わりはありませんが、石切(特に石切参道地域)の変化に合わせてこの建物の使い方も形も変えてきました。
約100年前、当初は居宅として建てられましたが、ほどなく電車を利用した千手寺さん、石切さんへの参拝が増え、この建物で、うどん屋を始めることに。(1回目の改築)
ちなみに当家のそれ以前の生業としては、当地にて果樹園や川沿いで水車小屋を持っており、くすりの原料を水車を使って挽いていました。石切界隈に多くあった風景の仕事です。
街が活きているからこそ、
この建物も活きている
話が逸れましたが、その後、石切神社前に飲食店を移転させ、(今の石神社前店です)また居宅に戻しました。(2回目の改築)
さらに石切への参拝の来街が増えていき、再び物販店と飲食店を始めました。(3回目の改築)
少しのお休みを経てレンタルスペース&フォトスタジオ「すずやー古今ー」となりました。
“今”の石切と共に、そのカタチを変え、その“今”を刻んできたのが、この建物になります。
“街が活きているからこそ、この建物も活きている”
石切の“今”がつまった建物として、“時”を紡いでいきたいと思います。